ファイアーエムブレム風花雪月について
お話します。
3周(赤→赤、青、黄)と終ったので、ここで一度感想をしたためようと思います。
結論から申し上げますと、凄くワクワクするゲームでした。
音楽良し、マップ良し、キャラの造形良しです。
ルートずつ感想を書いていこうかと思いますがその前に。
1、全般
個々の話の前にまずは全体的なシステム面から。
周回ごとにチュートリアルが毎度はいるのはちょっと鬱陶しかったですね。
RTAとかだとここでいかにガバらないかがわりと大事かも、結構引っかかるし。
あと大聖堂や食堂など一部の扉が本当になかなか開かないですよね。
扉の前で開けろ!デトロイト市警だ!!!!となった人も多いはず。
まあでも気になったのはこのくらい。
学生パートでは落し物がたくさんあるんですけど、支援会話を集めていくうちにこれがだれのものか分かってくるっていうのは今までありそうでなかったですよね。
支援会話もきっちり凝ってるし、あれだけのキャラを全員立たせているのもすごいと思います。
戦闘面では、最上級職馬必要なの多すぎ問題はありますが、まあわりとバランスがとれていたんじゃないでしょうか。
それに魔法以外全部の武器が基本全職使えるっていうのもありがたいですよね。ロールプレイがはかどる。
過去2作に比べて、言ったらなんですけど脇役級のキャラがメインストーリーにガンガン絡んできますね。
過去作だったら級長とその相棒、あとはNPCくらいで済んでしまいそうなところを全キャラが次々にかかわってくる。
私はロストさせなかったからロストさせたときにどういう変化があるのかとかはわからないですが、これを破綻なく作るのは相当難しいことだと思います。
2、赤→赤ルート
こう書いたのは、赤はエーデルガルトの支援と選択肢によってルート分岐があるためです。
こちらのルートはエーデルガルトについていく、つまり教団とガチンコバトルするルートです。
1周目だから仕方がないとはいえノースカウトだったもんだからもーきっついこと、ネームドが本当に強い、お前ら本当に難易度ノーマルか?
あと炎帝側にわざわざついたもんだからレオニーとかが本当に怖かったですね台詞。
ストーリーとしては一番尻切れ感がありました、フォドラを統一、教団も皆殺しにしてさあ闇に蠢くものとの勝負!ってところでEDですからね……。
余談ですが、ここで主人公とベルナデッタのペアエンドをするとベルちゃんが完全にぶっ壊れるので後日談読んであげてくださいね。
3、青ルート
お前重いんだよ!!!(過去現在未来)
学生編から重いのに5年後になったらもっと重かった、どないなっとんねんお前。
黄色の人たちからしたら唐突にやってきた青のサイドの話っていう説明が本当に正しいと思います。ただ青から黄色やるとホントね、先生がいるかいないかでこんなに変わっちゃうんやなお前って、ね……。
このルートはある意味で一番今までのFEチックなルートだったと思います。国を奪われた王子が国を取り返し敵を倒すっていう部分はもちろん、そこにガーネフやマンフロイのような手を引くものあり、青仲間の身内である死神騎士との因縁あり、とても読みごたえがありました。
最後のシーンはわかってはいましたけど悲しいなぁ……ってなる、そんなルートです。
あとこのルートだけ光の杭キャラたちの前で撃たれてねえな?
4、黄ルート
君本編だよね?正史だよねこれ???
全てのルートの伏線をバッチリ回収した挙句闇を蠢くもの、果ては解放王との因縁まで回収していく欲張りルート。
いやこれいかんでしょ、特にこのルート最後にやったらもう6月あたりから熱すぎてプレイする手が止まらんかったぞ。
キャラたちもしっかり立ってるし、NPCも死なないし、ドゥドゥーも生き残るし、なんだかんだ生存者一番多い気がします。気がするだけ。
このルートは主人公の正体、あるいはその因縁について多くの説明が行われています。
だからこそ他のルートやった後だと、そうか足りないピースはこれやったんや!ってなることばっかりなんですよね。すごい気持ちいい。
個人的には最後に回してほしいところですが、もしかするとどの順番でやっても3つ目の学級で気持ちよくなれるのかもしれない。
ぼくはもうそれを体験することはできないので、誰か違う順番でやった人がいたら教えてください。
5、キャラ
ベルナデッタちゃんを何としてでも救え
親父がバカだからグロンダーズで懲罰部隊に入れられるんだあの子は、砲台死守係な上にやられた瞬間火を放たれるとか人間のやることじゃありませんよ!!!
それはさておきヴァーリ伯ホント強かですよね、エーデルやられた後即復権するとか並の実力者ではない。そのあとまた更迭されてるのはご愛敬。
ベルナデッタの話ばかりしてましたが、他のキャラもそれぞれしっかり立っております。間違ってもifのユウギリのようなことは今回ないです。
散策の時の台詞も長すぎず、さりとて印象に残らないほど短くもなく、本当にいい配分なんですよね。
もしかしたら幻影異聞録の時にアトラスから何か知識を得ていたかもしれない。
はたまた戦闘面の設計とかに携わってたコーエーから何かもらっていたかもしれない。
何にせよ、キャラの印象が皆均等にちゃんと覚えているんですよね。30人からいてそれができるっていうのは本当にすごいことだと思います。
きっとプレイすれば必ずお気に入りのキャラができる、それは確信を持って言えます。
そしてそのために、2周目から仲間を殺すのが本当にきつい。
私も全ルート素の仲間だけでクリアしようと思ったけどダメでした、ダメなんだよホントワシには殺せねえよ……!
6、総評
素晴らしい!こういうの待ってた!好き!!!
なんだかんだこれなんですよね、戦闘良し、キャラ良し、シナリオ良し、音楽良しともうこれ欲しいんや!ってとこきっちり抑えてくれてて本当にうれしい。
新規にも既存の人にも、FEから離れちゃっててさあって人にも本当におすすめです。
強いて難しいとすればあれやんな、風花雪月から入った人にお勧めする過去作のハードルが爆上がりすることやんな!
これからはとりあえず赤→白ルートを埋めた後、女主人公でやっていこうかなと思います。
男主人公の支援は……あとはエーデル、ヒューベルト、ディミトリ、ドゥドゥー、ペトラ、ギルベルトかAまで埋まってないのは……。厳しいな!